歯と臓器の関連性~パラセルサスクリニック研修1~
パラセルサスクリニックは、スイスのザンクトガレンに1958年に設立された、ヨーロッパで一番大きな医科歯科連携の自然療法医学併用のクリニックで、1992年よりDrラウ博士が院長をされています。現在、4人の医師、3人の歯科医師、15人のセラピスト、15人の看護師を含め総勢80人のスタッフが働いています。1日の来患数は50~100人でそのうち15%~35%が外国からの患者さんで、宿泊が必要な患者さんには食事も治療のうちとの観点から近隣のホテルを使わせず、クリニックの近くにある小さなホテルと契約し快適な宿泊の他食事はビーガン料理を出しています。(ビーガンとはヴィーガニズムveganismからくる言葉で、人間が動物を搾取することなく生きるべきであるという主義で、その主義者が食べる食事がビーガン料理と呼ばれます。単なる菜食主義ということだけでなく、肉や卵、乳製品も避ける食事であります)。 (上の写真はクリニック敷地入り口の看板)
海外からの患者さんは主に中国人(パラセルサスクリニック自体のオーナーは現在中国人だそうです)が多く、他中国系のマレーシア人、シンガポール人が多いそうで、日本人の患者さんはまだいないそうで、ぜひ来ていただきたいとのことでした。このクリニックの大きな特徴として内科系の疾患の患者さんであっても、初診時には必ず歯科用パノラマレントゲンを撮影し、歯科的な疾患と全身状態がリンクするかチェックをすることです。(下の写真はクリニックメイン棟に向かう道)