第227回 コロナ禍の健口腸寿を考える
「健口腸寿」とは、口と腸が健やかであれば長生きできるという、私が作った造語で20年前より私が提唱する「口腸免疫健康法」の根幹をなすものです。
2020年の初頭よりCovid19による新型コロナウイルスとその変異株が原因の感染症、すなわちコロナ禍が世界中で起こりまさにパンデミックとなっています。このことは、私のブログにも2020年の5月~8月までの4本「今こそ口腸免疫健康法を取り入れよう」と題して述べてまいりました。最近このことを裏付けるニュースレターが、スイスパラセルサスクリニックのレナウテリウ医師(Renate Liu,MD)より私に届きましたので、このことと私が20年前より提唱する「口腸免疫健康法」に関してしばらく述べていきたいと思います。
パラセルサスクリニックは、スイスのザンクトガレンに1958年に設立された、ヨーロッパで一番大きな医科歯科連携の自然療法医学併用のクリニックで、1992年よりDrラウ博士が院長をされています。現在、4人の医師、3人の歯科医師、15人のセラピスト、15人の看護師を含め総勢80人のスタッフが働いています。1日の来患数は50~100人でそのうち15%~35%が外国からの患者さんです。本ブログ2019年10月から12月にかけて5本のブログに述べておりますのでご覧になってください。
パラセルサスクリニックでのBiological Medicine(生物学的医療)は
1. 現代病の最も大きな原因は体内に入り込んだ毒である。有毒物質は人間が本来
持っている自然治癒力を奪う→デトックス
2. 腸と腸内細菌は免疫系と解毒作用の主役である→腸とマイクロフローラ
3. 身体の各臓器は修復可能であるので、本来の臓器の持つ役割を取り戻せば病気は治る→アンチエイジングという3つのコンセプトで治療にあたっています。今回ニュースレターを寄せてくれたレナウテリウ医師は腸内洗浄プログラムを担当しており、人間の免疫システムの70%以上が存在する腸の健康について詳細に述べておりますので紹介していきたいと思います。