デトックス その2
2005.12.1
自分で体の中に入る物質を吟味出来るのであれば別でしょうが、大概は信用を前提にして食べ物などを口に運んだり、その環境に身をおくことになります。ところが儲け優先・コスト優先の資本主義経済の中に暮らす我々は、その経済の中で存在する商品や環境を否が応でも受け入れざるを得ず、その結果自然と毒素を体内に溜め込むことになります。
その毒素の代表格が農作物の残留農薬や加工食品に含まれる食品添加物、水銀などの有害重金属(ひところ日本で盛んに行われていた歯科用水銀アマルガムもそうです)、化学工場やトラックで排出される大気中に含まれる硫黄酸化物などである。これらの毒素は食物、飲料水、空気などを通して体内に入ってくることになります。
人間はもともと体内に入った毒素を排出する機能があり、毒素の73%を大便として、20%を小便として、そして3%程度が発汗により排泄されます。また毒素は毛髪や爪などのケラチン質にも蓄積されますから、毛髪や爪を切ることはある意味毒素を排出するデトックスであるといえましょう。
この人間に備わっている排泄機能を高めることが、大きく健康に関わりますので、便通をよくするように腸内環境を整えたり(便秘は駄目です)、利尿を促すような食材の摂取や水分の補給、そして発汗を促進させるような運動や入浴が大変重要なファクターとなります。