第253回 絵画療法その2
2023.12.1
12月のお化粧室の絵画は、当院HP冒頭にもあり当院で常設的に飾ってある「CAT DENTIST」の作者である、イギリスの絵本作家Diane Elsonの描いた「SKING CATS」というタイトルのオリジナル原画です。クリスマスカラーであふれているほのぼのとする絵画です。
12月の待合室の絵画は葉祥明の描いた「空の言葉」というタイトルの、ダイヤモンド・スクリーニングと呼ばれる高精細プリントです。クリスマスイブの星を思わせるような絵画です。
このシリーズ最後になりますが、副院長の診療台の脇に常時飾っているのは、小さい方の絵は2022年に86歳で亡くなった俳優の河津祐介が描いたシルクスクリーンです。なんとも言えない不思議な絵です。大きい方の絵がマッケンジー・ソープの描いた「エンジェル」という絵です。英国のベストセラー画家として、世界的に活躍をされているマッケンジー・ソープは、幼い頃よりディスレクシア(文字の読み書き困難)で幾重に苦しみながらも、アートの世界に光を見出し、人生を切り拓いてきたアーティストです。子供の患者さんが多い副院長のチェアーの脇にこの二つの絵が常に飾ってありますので、これらが子供たちの目に触れることで、歯科治療という不安な気持ちが少しでも和らぐ配慮をしております。