唾液の役割
2003.6.1
2002年2月の健康ニュースで『唾液のpHについて』でも取り上げましたが、唾液には以下のような数々の役割があります。
1、食物の1次消化(アミラーゼによる)作用
2、咀嚼で粉砕された食物を唾液と混ぜることで胃に送り込みやすくする。
3、味覚物質の溶媒作用
4、発音における舌、頬粘膜の潤滑作用
5、体液平行作用
6、酸の中和(虫歯予防)
7、歯垢の洗浄作用
8、粘膜の湿潤・潤滑作用
9、殺菌・消毒・希釈作用
また最近では唾液中には免疫物質が多く含まれていることも、わかってきました。サラサラとした中性に近い唾液をたくさん出して飲み込むことは、大変体に良いことです。そのためには日ごろから『調身・調息・調心』(健康ニュース2001年9月参照)に心がけ、口で呼吸せず鼻で呼吸し、出来るだけ明るい気持ちでゆったりとした気分で1日を過ごしましょう。