歯科治療と中国茶
現在NHK教育TV趣味悠々で「中国茶の愉しみ」と題して、9月までの再放送が評判となるぐらい、今は中国茶がブームとなっています。「日常茶飯事」という言葉が有るように、我々の日常生活において昔からお茶とは深い関係が有るようです。そのお茶のルーツは何処にあるのでしょうか?
お茶のルーツは中国南西にあり、今から4000年前ほどの紀元前2700年頃に飲まれていたという記述があります。一方、漢方の歴史は今から2500年前にさかのぼりますので、お茶は漢方薬より1300年も古い歴史を持つことになります。中国の唐代の本「飲茶十徳」には、お茶の効能として病気を治す効力があると述べられていますし、また臨済宗の開祖栄西は「茶は養生の仙薬、延命の妙術」とも述べています。このように茶を飲む習慣は人々の「健康長寿、不老不死」へのあこがれが生み出した物ではないでしょうか?
中国茶の種類はその発酵の仕方の違いで、緑・白・黄・青・紅・黒茶の6種類に分けられます。この青茶のうち中国福建省産の青茶の代表は「岩茶」といわれます。この岩茶は武夷山の岩肌に自生する茶木で、その茶葉には岩に含有される多量のミネラル分を含むため、他の中国茶に比べ体に良くまた利尿作用が強いことで毒素を排出する効力があります。
当院では身体のむくみが原因の歯科疾患の患者さんに対して、中国茶特に岩茶をお勧めしております。
当院でお勧めしている岩茶の購入先は下記のとうりです。
日中文化交流サロン「岩茶房」
目黒区下目黒3-5-3猿谷ビル2F
℡ 03-3714-7425
参考書としてお薦めの本は
中国名茶館 左能典代著 高橋書店刊 1.600円