歯磨きで親子のスキンシップを図りましょう
歯の生えはじめから小学校卒業までは、お子さんの歯磨きをしてあげたり、磨けたかどうかのチェックを必ずしてあげてください。歯磨きは毎食後が理想ですが、お子さんの年齢に応じて最低でも1日1回就寝前の歯磨きで、1日のお口の汚れをしっかりと落としましょう。
またその際東洋医学的な手法を用いて、お子さんとのスキンシップを増しお子さんの精神安定を図る方法をお教えします。
【1】歯の生えはじめから3歳ぐらいまで
この時期は就寝前に必ず歯磨きをする習慣をつける時期です。殆どのお子さんは歯ブラシを嫌がり泣き叫んで抵抗するでしょうがほんのわずかな間ですから、保護者の方のひざでお子さんの顔をはさみ、上から覗き込むようにして歯ブラシをしてあげてください。歯磨きが終わったら、泣いている子をあやす要領で、お子さんの背中の真ん中にある小児精神安定のツボ『身柱』を、優しくさすってうんとほめてあげてください。
【2】3歳児から就学前まで
そろそろ一人で歯磨きをさせて見ましょう。ただしちゃんと磨けている訳ではないので、必ず保護者の方が仕上げ磨きをしてあげてください。その際仕上げ用の歯ブラシは専用の物を用意してください。歯磨き後には上記の『身柱』のツボのほか、手の平の『労宮』、足の裏の『湧泉』などのツボを優しくマッサージしてあげると、お子さんは気持ちよく眠りにつけると同時に、親子のスキンシップが図れます。
【3】小学校入学から卒業まで
朝食後、学校での昼食後(学校で磨けないようなら帰宅時)、就寝前と1日3回は磨くようにしましょう。歯の生えはじめから歯磨きを通じて親子のボディコミュニケーションが取れていれば、歯磨きは生活習慣の一部となっていることでしょう。乳幼児期の嫌がっていても歯ブラシをするという親としての強制(躾)が必ず他の生活習慣の獲得にも役立っているはずです。ただし歯磨きのチェックはお子さんが小学校卒業するまでは続けてくだい。この時期のボディコミュ二ケーションは、上記のツボのほか、頭頂部の『百会』、首の後ろにある『完骨』、肩の上の『肩井』なども押してあげたりマッサージしてあげてください。
小野田歯科医院院長 小野田 繁
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