歯科における代替医療の実際
2010.8.1
鍼灸、経皮的低周波ツボ通電のほかに歯科治療の際に一般的に使用される代替医療としては、指圧・マッサージ、気圧療法、足の反射療法、バイデジタル0-リングテスト、波動測定、ホメオパシー、口腔筋機能療法、サプリメント等があります。
本来アロマテラピーや音楽療法、あるいは絵画療法などは、患者さん個々によりその処方が異なる、オーダーメード的な使われ方をするべきものですが、一般的な歯科医院においては、現実的に個々に対応することは実行不可能なことであります。1日数人のみの保険診療を行わない自費治療の歯科医院においては個別の対応が可能でしょうが、通常の歯科医院では最大公約数的な考え、すなわち一般的に受け入れられる内容の範囲内に限られてきます。
これらの療法には根底に、歯科治療の際の不安や緊張を取り去り快適に治療を受けることが出来るようにするという考えがありますが、あくまでも補助的に実施されるものです。しかし患者さんがリラックスして治療を受けられる環境を提供することで、患者さんとのコミュニケーションがより多く取ることが出来、またその結果治療効果も高まるのであれば、アメニティーの提供は必要不可欠なものと考えています。