最近、歯軋り・食いしばりによる弊害を起こす人が増えている!その4
噛み合わせ(咬合)によって歯牙および歯周組織に外傷が起きることを咬合性外傷といい、外傷が起きるような噛み合わせの事を外傷性咬合と言います。咬合性外傷の原因は様々ありますが、特に現代社会に生きる人間にとって見逃せないのがストレスです。
結局下顎左側の第二大臼歯は歯が割れていたため、抜髄(神経を取ること)となりました。
私の主治医である家内に施術してもらいました。冗談ですが仲直りに至らない夫婦喧嘩の翌日の治療は可及的に避けています(笑い)。さて抜髄後根充(根の中に最終的な薬を詰めること)し、セメントで一時的に蓋をしてもらいました。
その後左では固いものを噛まないように様子を見ていたのですが、ある日の食事中何の気なしに食べたベーコンの塊が左に回って噛んだ途端に、鋭い痛みが走りました。そうですまた歯が割れてしまったようです。それを機に割れたところを接着材(スーパーボンド)で止めてもらい、現在に至っています。
しばらく気を付けながら片方で噛むようにしていますが、食事の時間が前より掛かり難儀をしています。いつも「早食い!」と注意されていましたが、これで人並みの食事時間になったかも知れません。スローフードという観点からはのぞましいですが、片噛みの及ぼす影響を考えると、早くなんとかしないといけないようです。患者さんの気持ちが痛いほど分かった今日この頃。