チョコレートと虫歯
2月14日はバレンタインデーです。女性が意中の男性にあげる本命チョコレートや、職場の上司や同僚にあげる義理チョコ、そして最近増えているのが女性が自分自身のご褒美に買って食べるご褒美チョコなどあるようです。バレンタインデーが近づいているからでしょうか、テレビの情報番組などでは女性に人気のあるチョコレートが取り上げられています。また健康の面からチョコレートが体に良い食べ物だとする番組も多く見受けられます。
一般的にチョコレートはカカオ豆を砕いた際の皮芽を取り除いた脂肪分であるカカオマスに、砂糖と乳成分を加えてさらに脂肪分(ココアバター)を添加し成形したものです。虫歯ができる原因として代表的なチョコレートですが、やはりこの糖分が元凶となっています。最近では虫歯の出来ないチョコレートとして「歯医者さんが作ったチョコレート」がありますが、これは甘味料にキシリトールを使用しています。虫歯にならないガムも販売するようなご時世ですが、いくら虫歯が出来ずらいとは言え、歯科でチョコレートを販売するには一寸抵抗があります。
ところでチョコレートには抗酸化物質のポリフェノールがたくさん含まれています。このポリフェノールは体が錆びつく元となる活性酸素の抑制作用がありますし、また血管壁を強化し動脈硬化を防ぐ役割もありますので、まさに適量であれば(過度の摂取はカロリーオーバー)体に良い食べ物ということになります。砂糖使用の一般的なチョコレートでも、ダラダラ食べたりしなければ、食べた後歯磨きすれば、問題は無いかと思います。