義歯患者のオーラルフレイル予防法=トレーニングチューブ
2016.8.23
それではトレーニングチューブの使用方法をお教えします。
① 長さ20cm程度の直径6~7mmのビニールチューブをご用意ください。
② 両手でチューブを持ち、チューブの湾曲の突出した部分を口の中に差し込んでください。
③ 下顎を出来るだけ後退させます。イメージ的には唾をゴクッと飲む位置(嚥下位)です。
④ チューブを下顎の両側の第二小臼歯あるいは第一大臼歯あたり置き、顎を前に出さずに
そのままの位置で軽くハグハグと10回噛んでください。その後一呼吸置いて同様の動作を10回行ってください。1日に1~3回行うと効果的です。
⑤ 入れ歯の下の歯肉に傷があるときや、痛みが強いときは無理して行わないようにしてください。
⑥ 使用後のチューブは軽く水洗いして乾燥させて保管してください。
上記操作を行うことで、間違った習慣性の顎位が正しい位置に導かれ、正しい位置で噛むことが出来るようになります。