ゴルフと噛み合わせ(3)
ドライバーの飛距離を出すためのマウスピースは、公式試合には使用できないがプライベートのゴルフでは問題ないと前回のブログで述べました。ですがゴルフプレー中にマウスピースを使用している人は全くと言って見かけません。運動能力のパフォーマンスを上げるのに役立つ噛み合わせですが、噛み合わせが悪いと全身の筋肉のアンバランスを生みイメージ通りに体は動きません。ことゴルフに至ってはスイングの再現性が無くなります。どんなに練習場で練習をしていてもです。
また練習場では良いのに実際のコースに出るとどうも調子が出ないというのも、噛み合わせが悪いことでコースでの足元の微妙なアンジュレーション(前足上がり・下がり、左足上がり・下がりなど)を感じる重力センサーが働かないことが原因の可能性もあります。
先のブログでも述べましたが、オクルーザルパワーゾーン(咬合重心)の異常は、体幹が安定せず身体的パフォーマンスが上がらない可能性が高いため、ことゴルフに関しては球に当たらない、球が曲がる、飛距離が出ないといったゴルフプレイヤーの日々の悩みにつながります。噛み合わせが悪い原因には様々なものが考えられます。
1.上顎第二小臼歯または第一大臼歯が欠損したままになっていて、噛み合わせが無い場合。
2.反対に対合する歯牙が欠損したままになっていて噛み合わせが無い場合。
3.当該歯の手前の歯が喪失したままになっていて、当該歯が傾斜している。
4.当該歯または当該歯の対合する歯の詰め物、被せ物、義歯の高すぎ・低すぎ
上記の事が思い当たる方、特にゴルフ等のスポーツをする方、歯科医で噛み合わせをチェックしてもらってください。