誤嚥性肺炎 (1)
2017.5.31
日本人の10大死亡原因の1位はガン、続いて2位に心疾患、3位肺炎、4位脳血管障害、5位不慮の事故、6位自殺、7位老衰、8位腎不全、9位肝不全、そして10位が慢性閉塞性肺疾患となっています。3位にランクされている肺炎ですが、95%近くが75歳以上の後期高齢者となっていて、さらに誤嚥が原因となる肺炎は70歳以上の方で7割近くを占めると言われています。ちなみに特養などの老人保健施設においては、誤嚥性肺炎で亡くなる方が一番多いと言われています。
誤嚥性肺炎とは唾液中の口腔内の細菌が、本来無菌である肺胞中に誤って入り炎症を起こす疾患を言います。今回私の身近な人に起こった誤嚥性肺炎が原因による身体症状について述べていきたいと思います。
(写真は高齢者の清掃状態が不良の高齢者。この状態で嚥下力=飲み込む力が低下すると、誤嚥性肺炎を起こすリスクが高くなります)