歯科診療に応用する乳酸菌生産物質の研究の歴史
最近歯科の各種疾患の予防に乳酸菌もしくは乳酸菌の代謝産物(乳酸菌生産物質)を配合したガム・キャンディやヨーグルト等の商品が各社から出ております。当院ホームページにも掲載されておりますが、私が歯科診療において乳酸菌生産物質を応用した症例の発表をしたのが2000年ですから、今から19年も前のことになります。私が知る限りわが国で最初に乳酸菌生産物質という名称の乳酸菌代謝産物を歯科臨床に応用した症例発表となりました。その後私が学会で口頭、ポスター、論文発表したのは以下の通りです。
2000年「義歯不適合を伴う難治性舌痛症患者に対する乳酸菌生産物質生源の応用」
日本歯科東洋医学会誌、第19巻
2003年「Treatment for Oral Disorder by Using Biofermentics SEIGEN 」
The 1st International meeting and the 21st Annual Scientific Meeting
of Japan Dental Society of oriental Medicine
2005年 「口腔乾燥症(ドライマウス)へのバイオファーメンティクスの応用」
第9回日本代替・相補・伝統医療連合会議(JACT)、
第5回統合医療学会(JIM)合同大会in京都
2006年 「バイオファーメンティクスとパタカラの併用で舌痛症が治癒した一例」
第10回JACT・第6回JIM合同大会in名古屋
「シリーズ歯科医師と医師の接点を識る~バイオファーメンティクスの歯科応用について~」診断と治療、94巻11月号
2007年 「乳酸菌生産物質とは何か?またその歯科応用について」
日本歯科東洋医学会誌、第26巻
「ストレスが原因と考えられる口腔内不定愁訴が乳酸菌の混合培養により得られた発酵産物(生源)の応用で治癒した一例」
第11回JACT合同大会in松島(東北大学医学部)
2008年 「乳酸菌の混合培養液により得られた発酵産物(生源)の歯科治療時のストレス
軽減に及ぼす作用について」
第12回日本統合医療学会in福岡(九州大学医学部)
2009年 「舌痛症患者に対する乳酸菌の混合培養による発酵産物生源 の長期使用経験例」
第13回日本統合医療学会in東京(東京大学医学部)
「乳酸菌混合発酵産物の口腔ケアに関する臨床的検討(第一報)」
第14回日本統合医療学会(IMJ)徳島大学
2012年 「ハント症候群に対して統合医療的アプローチを行った一症例」
第15回日本統合医療学会(IMJ) 大宮ソニックシティー
2015年 「豆乳の乳酸菌発酵産物の口腔ケアに関する臨床的検討(第二報)」
第19回日本統合医療学会(IMJ)in山口