院長紹介Dr. Introduction
院長:小野田繁
インフォームドチョイス(説明と選択)で、
患者さんと全身健康を目指す歯科治療を
当院では歯科治療に「東洋医学」をはじめとする「代替医療」を併用しています。
東洋医学では全身はすべてつながっていると考えるので、口腔は身体の一部という基本理念があり、全身との関わりを通して口腔を見ることを念頭にして、日々の診療を行なっております。
近年では西洋医学の分野でも、歯周病をはじめとする歯科疾患と全身の健康状態について、関連性が判明してきています。こうしたことからも西洋医学と東洋医学を融合させた「統合医療」が、歯科治療の中で果たす役割も大きくなってきていると感じています。
歯科疾患の原因は、大きく三つに分けられると、当院では考えています。
第一に、口内の清掃が不十分で、虫歯や歯周病の原因菌の活動が盛んになったもの。
第二に、成長にともなう歯列の乱れや、虫歯の放置が原因で噛み合せが悪くなったもの。
第三に、不規則な生活や偏った食事などに現代社会に特有なストレスが加わり起こる、糖尿病・高血圧症などの生活習慣病に由来するものです。
東洋医学では病気の根本は人体の中に有るとされていて、ウィルスや病原性細菌が病気の原因であるとする西洋医学とは大きく異なります。先述の歯科疾患の原因のうち、一番目の原因菌の増殖を押さえることと、二番目の噛み合せを直すことは西洋医学である歯科医学で治療します。
しかし三番目の原因である全身状態からくるものに対しては、疾病の内因に迫り、患者さんの自然治癒力を引き出して解決する、東洋医学をはじめとする代替療法が適していると当院では考えています。
当院で採用している歯科治療に東洋医学を取り入れることで、患者さんがご自身の体質を知り、全身の健康との関わりを理解して日常生活の問題点を改善していくことが、治療効果につながります(東洋医学では“養生”と言います)。病気の一歩手前(東洋医学では“未病”と言います)であれば、その前兆を感じ取り病気にならないよう用心することが大切です。健康から未病を経て病気に移行するなかで、人間の身体はさまざまなシグナルを発します。そのシグナルを聞くことで(東洋医学では“身体の声を聴く”と言います)健康に近づきます。西洋医学の利点は活かしつつ東洋医学的思考を生活に取り入れていくことこそ、21世紀の健康法であると考えます。
このような考え方のもと、当院の実際の治療の現場においては「インフォームドチョイス(説明と選択)」を重視しています。従来よく医療現場で使われる「インフォームドコンセント(説明と同意)」では、医師からの説明を一方的に行ない患者さんにそれを受け入れてもらう、やや一方的な印象を受けます。しかし当院では十分な説明を行なったうえで患者さんに治療法を選択してもらうことを常としています。もちろん専門家としてのアドバイスは行なったうえです。小野田歯科医院は歯科治療を通して患者さんが真の健康を手に入れることができるよう、お手伝いをしていきたいと考えています。
経歴
- 1974年3月 桐朋高校卒業
- 1981年3月 東京歯科大学卒業
- 1981年4月 青山マンション歯科勤務(港区南青山)
- 1988年1月 小野田歯科医院勤務
- 1996年1月 小野田歯科医院開設
- 2005年~ 渋谷区幡ヶ谷保健相談所歯科専門相談医
- 2012年~ 渋谷区立渋谷本町学園小学校歯科校医
他、学会論文発表や講演、書籍・雑誌への寄稿、大学での講師・講義や番組への出演等の活動を行なっております。
健康ブログ副院長紹介Dr. Introduction
副院長:小野田知津子副院長の小野田知津子です。
当院では、西洋医学の歯科治療と東洋医学の体質判断を融合させた「統合医療」を標榜しています。口の中だけでなく全身の健康を目指した治療、そして体だけでなく心の健康も考えた歯科治療を実践しています。
とくに女性の場合は、出産や更年期といった体の状態が大きく変わる時期があります。そうした体の変化は、口の中にも虫歯や歯周病などの形で現れるので、異変を見逃さずにキャッチすることが大切です。ご自身の体からのサインに耳を傾けることが、疲労の蓄積や体質の変化への気づきにつながったり、生活習慣を見つめ直すきっかけになったりします。当院は、患者さんが口内の健康を通じて全身の健康と向き合うお手伝いをし、ともに治療に取り組んでいく歯科医院でありたいと考えています。
患者さんの健康的な生活をサポートさせていただくために、コミュニケーションも大切にしています。お子さんは歯科治療に対し恐怖心を抱いていることも多いですが、自らの子育ての経験と保育園医や保健所での母子健診医を通して得た知見をもとに、お子さんには「痛くない・怖くない歯医者さん」として、また保護者の方には食育や清掃指導などの知識をお伝えし、生きる力を育むことができるよう「口腔を通した子育て法」をご理解いただくように努めております。
実際の治療の現場ではリラックスして治療を受けていただくために細やかに対応いたします。
不安なこと、わからないことなどは、なんでも気軽におたずねください。
経歴
- 1977年3月 雙葉高校卒業
- 1983年3月 東京歯科大学卒業
- 1984年 東京歯科大学水道橋病院保存科助手
- 1996年3月 小野田歯科医院副院長
- 2013年~ 渋谷区本町きらきらこども園歯科園医
- 2014年~ 渋谷区幡ヶ谷保健相談所1歳半児歯科検診担当医
他、共同研究による論文発表等の活動を行なっております。